次の100年に向けて浅草中屋の新しい挑戦がはじまります。
当社は創業者より
・『商いは飽きない』
・『お客さまの顔が見える商い』
・『日本伝統文化の継承』
という3つの言葉を社訓として商いに邁進して参りました。
当社が創業111周年を迎える事が出来ましたのも、ひとえにお客様の温かいご支援の賜物と従業員一同を代表し感謝申し上げます。
2020年はじめ、中国武漢で発生したコロナウイルスはまたたく間に世界中に拡がり、従来の生活様式を根底から覆しました。
世界中の観光客が押し寄せた浅草も2011年03月11日の東日本大震災の時のようにゴーストタウンのような状況が続いてまいりました。
先々代、先代の体験し、よく聞かされた関東大震災、東京大空襲にも匹敵し、しかも世界中に広まった災害(パンデミック)でありながら、物理的破壊がない不思議な時空間でした。
ワクチン接種も進み、2022年5月にようやく三年ぶりに三社祭の開催。7月には夏の風物詩であるほうづき市も開催され、徐々に人出も戻りつつあります。
この2年の間、『ピンチをチャンスに変える』ことを念頭に企業経営に邁進してまいりました。
当社として、『浅草地域に対する貢献』を考えながら『業態別のお店の横連携を強める』ことを目標に異なるサービスを提供する事業者の共通プラットフォームを構築し、お客さまに浅草をバーチャルでもリアルでも提供できるプラットフォームをめざします。それが『浅草ドットネット(asakusa.net)』と『中屋セレクション』です。
浅草ドットネット(asakusa.net)は、従来の浅草紹介のWebのあり方を踏襲するのではなく、進化するポータルサイトを提案します。このキーワードが『#いい旅浅草』です。
従来のポータルサイトは万遍なく加盟店を掲載し、かつ均一的な内容で掲載されています。来街者にとって本当に役立つ情報なのでしょうか?お客さまの集客にはSNS(Twitter、YouTube、インスタグラム)などで投稿される口コミ情報の影響も見逃せません。現在の浅草来街者の大半を占める20代全般の若い年代の情報源はこのサイトからと言っても過言ではないと思います。
そこで、”#いい旅浅草”というハッシュタグを口コミにつけてもらい、その記事を厳選しながら掲載する来街者目線のポータルサイトを目指します。いわば成長するポータルサイトです。浅草の共通プラットフォームのもう一つの答えが『中屋セレクション』です。
有名な老舗が参加し、バーチャルな浅草を演出しています。参加店舗も物品から食品、体験教室と幅広くなってきています。
リアルとバーチャルの共存こそ、浅草にとって重要な事だと思っております。地域の活性化を考え、地元浅草と共に変化してまいります。中屋は次の100年に向けて邁進してまいります。これからもご贔屓の程、よろしくお願いします。